
採れたてのさつまいもは新鮮なゆえ水分が多いこともあり、すぐに焼いても甘味が強いわけではありません。風通しの良いところで熟成させることで、さつまいもの甘みが凝縮されて、甘みが増すという特徴があります。

さつまいもの熟成方法
さつまいもは、収穫後10度から15度くらいの涼しい場所で約1ヶ月ほど寝かせることで、さつまいものデンプンが糖に変化し、より甘く美味しくなります。
それでは、さつまいもの熟成方法を見ていきましょう!
1)収穫後、洗わずに土付きの状態のままで保管する
さつまいもは、収穫後に洗ってしまうと傷みやすいので土がついた状態のままで保管するようにしましょう。
2)保管するときは、新聞紙で包む
さつまいもを一つずつ新聞紙で包むことで、乾燥を防ぐとともに通気性も確保することができます。
3)10度から15度の涼しいところで保管する
さつまいもは温度が15度よりも上がると芽が出て傷みやすくなってしまいます。
冷蔵庫でもいいんじゃないの?と思うかもしれませんが、その場合は新聞紙に包んだものを野菜室に入れると良いでしょう。低温障害を起こす可能性があるので冷蔵庫ではなく野菜室で。
また、湿度に関しては85%から90%の間が熟成に適していると言われています。うまく糖化を促進するためにも温度と湿度を上手にコントロールして保管するようにしましょう。
4)約1ヶ月放置する
熟成に要する期間は、約1ヶ月です。短いものだと2週間程度で熟成するものもあるようですが、その時は皮の色の変化で判断しましょう!
もしも、皮の色が濃い紫色になり熟成前よりも甘い香りがしていたら熟成が進んでいる証拠です。
さつまいもを熟成させるメリット
さつまいもの熟成方法がわかったところで、さつまいもを熟成させることで得られるメリットを見てみましょう!
さつまいもを熟成させるメリット
さつまいもを熟成させるメリットは、次のとおりです。
さつまいもを熟成させるメリット
- 甘みが増加する
- 風味が向上する
- 保存期間が長くなる
1)甘みの増加
さつまいものデンプンが糖に変化することで、甘みが増加します。
2)風味が向上する
さつまいもを熟成させることで、さつまいも本来の風味も引き立ってきます。
3)保存期間が長くなる
さつまいもを収穫後、熟成させることでさつまいもの保存期間も延びます。