
アーモンドのブランマンジェ 材料と作り方
アーモンドのブランマンジェ 材料
材 料
牛乳 | 500cc |
アーモンド(砕いてから空炒りしたもの) | 70g |
グラニュー糖 | 70g |
★コーンスターチ | 20g |
★水 | 20g |
板ゼラチン | 10g |
生クリーム | 200cc |
アーモンドのブランマンジェ 作り方と手順
作り方
下準備1 | アーモンドを砕いてから、空炒りしておく。 |
下準備2 | ゼラチンを氷水でふやかしておく。 |
下準備3 | ★コーンスターチを★水で溶いておく。 |
手順1 | 牛乳を約65度に温める。 |
手順2 | 温めた牛乳にグラニュー糖を入れて溶かす。 |
手順3 | 空炒りしたアーモンドを入れて蓋をして10分間蒸らす。 |
手順4 | 手順3にコーンスターチ、ゼラチンを入れて混ぜる。 |
手順5 | ボウルと濾しアミを用意して、手順4の牛乳を濾す。 |
手順6 | 粗熱を取ったら、クリームを混ぜて型に流し込む。 |
手順7 | 型に流し込んで冷蔵庫で冷やし固める。 |
下準備1 | 下準備2 | 下準備3 | 手順1 | 手順2 | 手順3 | 手順4 | 手順5 | 手順6 | 手順7 |
アーモンドを砕いてから、空炒りしておく。 | ゼラチンを氷水でふやかしておく。 | ★コーンスターチを★水で溶いておく。 | 牛乳を約70度に温める。 | 温めた牛乳にグラニュー糖を入れて溶かす。 | 空炒りしたアーモンドを入れて蓋をして10分間蒸らす。 | 手順3にコーンスターチ、ゼラチンを入れて混ぜる。 | ボウルと濾しアミを用意して、手順4の牛乳を濾す。 | 粗熱を取ったら、クリームを混ぜて型に流し込む。 | 型に流し込んで冷蔵庫で冷やし固める。 |
アーモンドのブランマンジェ 作り方とポイント
ブランマンジェを美味しく作るポイントは、下記の通りです。
ポイント
- 牛乳は沸騰させない。
- アーモンドは空炒りする。
- 水で溶いたコーンスターチを入れる。
アーモンドのブランマンジェ 作り方 〜手順に合わせてポイント解説〜
(下準備1)アーモンドを砕いて空炒りしておく。
ブランマンジェを作るときは、アーモンドプードルを利用することが多いですがアーモンドプードルの場合だと風味が弱くなってしまいます。アーモンドの風味が溢れるブランマンジェを作るためにも、丸々一粒の状態のアーモンドを砕いてそれをフライパンで空炒りすることが美味しいブランマンジェを作るポイントの一つです。
(下準備2)ゼラチンを氷水でふやかしておく。
板ゼラチンを水で柔らかく戻す際に気をつけなければならない点は、 氷水で戻す ということ。
ゼラチンを水で戻しているとき、水の温度が高いとゼラチンが水に溶け出してしまいます。そうなると分量通りにならないのでブランマンジェの仕上がりが悪くなってしまいます。これは、食感が悪くなってしまうということ。
このブランマンジェのレシピの良いところは、とろ〜りとした食感。その食感を損なわないためにも分量通りの材料を揃えられるようにしましょう。
また、板ゼラチンは粉ゼラチンでも代用はききます。しかし、板ゼラチンを粉ゼラチンで代用する場合には分量を気をつけなければなりません。詳細はこちらの記事を参考にして下さい。
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(下準備3)★コーンスターチを★水で溶いておく。
下準備2の部分でも触れていますが、このレシピの良いところは、とろ〜りとした食感。その食感を出すためにもコーンスターチは欠かすことができません。
水で溶いたコーンスターチは、放っておくとすぐに固まってしまいます。牛乳に混ぜるときは固いまま混ぜるのではなく、とろ〜っとした状態に混ぜてから入れるようにしましょう。
(手順1)牛乳を約65度に温める。
牛乳は、沸騰させないように気をつけましょう!
それは、なぜか?牛乳は、沸騰させてしまうと水っぽくなってしまうからです。時間がある時にぜひ試してもらいたいことがあります。それは、①沸騰させた牛乳と、②65度くらいに温めた牛乳、そして③冷たい牛乳。この中で一番甘みを感じるのはどの牛乳だと思いますか?
正解は②の65度くらいに温めた牛乳です。これは、牛乳に含まれる乳糖(ラクトース)が、温められることで甘さをより強く感じられるようになるからです。
お菓子作りで牛乳を使用するときは、沸騰させないように気をつけるようにしましょう!
(手順2)温めた牛乳にグラニュー糖を入れて溶かす。
グラニュー糖が溶け切るまでは、弱火にかけながら行いましょう。グラニュー糖は上白糖とは違い溶けにくいので、牛乳の温度が下がらないように弱火で温度をキープしながらグラニュー糖を溶かしていきましょう。
時間はかけずに手際よく行うのがポイントです。
(手順3)空炒りしたアーモンドを入れて蓋をして10分間蒸らす。
空炒りしたアーモンドを温めた牛乳に入れます。その時に蓋をして10分間蒸らすことで牛乳にアーモンドの風味をたっぷりと染み込ませまることができます。
アーモンドの風味が溢れるブランマンジェを作るためには、省略できない大切な工程です。
(手順4)手順3にコーンスターチ、ゼラチンを入れて混ぜる。
ここでのポイントは、
①コーンスターチ ▶︎ 溶いてトロトロの状態にしてから混ぜる。
②ゼラチン ▶︎ 水気を切ってから入れる。
ちなみにゼラチンが溶ける温度は、50度から60度です。それ以上高い温度になってしまうとブランマンジェが固まらなくなってしまうので温度管理は気をつけたいところです。
(手順5)ボウルと濾しアミを用意して、手順4の牛乳を濾す。
とろ〜り、なめらかな食感のブランマンジェに欠かせない工程。それがこの濾す作業です。
アミを使って、砕いたアーモンドや溶け切らなかったゼラチンなどの塊(かたまり)が入っている牛乳を濾すことで食感の良いなめらかなブランマンジェに仕上げることができます。
アミの目が荒い場合は、アミの上にガーゼなどを敷いて濾すようにすると更に良いですね。
(手順6)粗熱を取ったら、クリームを混ぜて型に流し込む。
濾した牛乳の粗熱が取れたら、生クリームを加えて全体的に均一に混ぜ合わせます。このレシピでは、生クリームを混ぜ込むときは泡立てずにそのままの状態で混ぜ込むようにしましょう。
ムースを作る時には、生クリームも泡立ててふわ〜っとした軽い食感に仕上げますが、今回はとろ〜りと舌に絡みつくようななめらかな食感を目指しているからです。
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(手順7)型に流し込んで冷蔵庫で冷やし固める。
型に流し込んで冷蔵庫で冷やすという最後の工程です。ただし、注意点が一つあります。
それは、型に流し込む時に濃度を均一にするということ。濃度に差が出てしまうと型に流した時に固い部分と固まり切っていない部分が出てしまうからです。
それを防ぐためには、型に流し込む前にレードルを使って全体的に均一な濃度にするようにしましょう。一つの大きな型に流し込むときは、初めに一度混ぜれば大丈夫ですが、小さなカップなどに流し込むときはカップに流し込むたびにボウルの中の溶液をその都度混ぜながら型に流し込みましょう。
このようにすることで、均一でなめらかな所感のブランマンジェに仕上げることができます。
まとめ
とろ〜りとしたなめらかな食感のブランマンジェ作りのポイントは、下記の通りです。
ポイント
- 牛乳は沸騰させない。
- アーモンドは空炒りする。
- 水で溶いたコーンスターチを入れる。
とろ〜りとなめらかな食感のブランマンジェ。クセになる味わいを楽しんでくださいね!