
小4の娘が、友達の誕生日会に行っていて、なかなか帰ってこなかった。
時間はもう夜の7時。
いつもなら、5時すぎには「ただいま」って帰ってくるのに。
今日は、音沙汰なし。
心配で、落ち着かなくて、時計ばかり見ていた。
心の中では「無事に帰ってきさえすればいい」って思ってるのに、
いざ帰ってきたら、たぶん僕は「なんでこんなに遅くなったんだ」って怒ってしまいそうになる。
でも、それって違うよなぁ。
怒りたいわけじゃない。ただ、怖かった。心配だった。
そう素直に伝えられたら、もっと良い関係になれるのかもしれない。
そんなことを考えながら、
僕は、紫キャベツを千切りしていた。
なぜか今日は、あの鮮やかな紫を見たかった。
こんなときにおすすめ
- 心配や不安で気持ちがざわつくとき
大切な人の帰りが遅い、思いがけない出来事が重なる、そんな「待つ時間」は、想像以上に心をざわつかせるものです。そんなときこそ、鮮やかな紫キャベツのアントシアニンが、脳のストレス反応をやわらげてくれます。ほんの少し、深呼吸するような感覚で、このサラダをそばに。 - 子どもや大切な人に、つい怒ってしまいそうなとき
本当は怒りたくない。ただ「心配してたんだよ」と伝えたかっただけ。そんなふうに、感情と想いがすれ違いそうなとき、自分の中にあるやさしさを見つめ直す時間が必要になります。紫キャベツの自然な甘みと、ゆで卵のやわらかさが、言葉にできない気持ちをそっとやわらげてくれます。 - 自分の中の「やさしさ」と向き合いたい夜
疲れていたり、余裕がなかったりすると、思いやりのつもりが強い言葉になってしまうことも。そんな夜は、自律神経を整えてくれる紫キャベツのアントシアニンの力を借りてみてください。紫という色自体にも“感情を鎮める効果”があると言われています。台所で手を動かす時間が、やさしさを取り戻す準備になるかもしれません。
紫キャベツとゆで卵のデリ風サラダ|材料と作り方
🛒 材料(2人分)
- 紫キャベツ…100g(千切りして砂糖・塩各1gで塩もみ)
- ゆで卵…1個(4等分)
- マヨネーズ…大さじ1
- ヨーグルト…大さじ1
- 粒マスタード…小さじ1
- 酢…小さじ1
- 黒こしょう(お好みで)…少々
👨🍳 作り方
- 紫キャベツを千切りにして、砂糖・塩で塩もみ(10分ほど)
- 茹で卵を4等分にカット
- キャベツの水気を絞り、ドレッシング材料とあえる
- 卵を盛り付け、お好みで黒こしょうをふる
動画で見る 紫キャベツとゆで卵のサラダ
なぜこのサラダが整えになるのか
紫キャベツのあの深い色には、不思議と心を落ち着かせる力があるように感じます。
色素成分であるアントシアニンには、実際に神経の興奮をやわらげる働きや、ストレスの軽減に役立つ作用があるとされており、科学的にも“整える力”を秘めた食材です。
でも、それ以上に僕は、「紫」という色そのものが、感情の奥深くにそっと触れてくるような静けさを持っていると思うんです。
派手さはないけれど、どこか静かで、強くて、やさしい。
そんな色を見つめているだけで、自分の気持ちに少し余白が生まれるような気がします。
そしてもうひとつ、このサラダの整えポイントは、**塩もみの“待つ時間”**です。
すぐに完成しないからこそ、その間に自分の心と向き合うことができる。
「すぐに答えを出さなくてもいいよ」
そんなふうに言われているようで、僕は静かに、帰ってこない娘のことを思いながら、
自分の中に渦巻く心配や焦りと、そっと対話していました。
料理は、感情と向き合う時間を与えてくれる。
このサラダはまさに、そんな時間を届けてくれる一皿だと思います。

心の気づき
もしかしたら、怒りという感情は、
本当は悲しみや不安の上にそっとかぶせた“仮面”なのかもしれません。
「心配だった」「怖かった」——
その気持ちに素直になるのがこわくて、
代わりに怒ることで、自分を守ろうとしていたのかもしれないな、と。
でも、その仮面をゆっくり一枚ずつ外していくと、
最後に残るのは、ただひとつの願いでした。
——「どうか、無事でいてほしい」
——「あなたが大切なんだよ」
そう思ったとき、
まずは怒るより先に「帰ってきてくれてありがとう」って、
その一言を伝えられる自分でいたいと感じました。
だからこそ、僕は今日も、自分の心を整える時間を大切にしたいと思っています。
まとめ
子どもに何かを伝えようとするとき、
それはきっと、自分自身にもう一度問いかけている時間でもあるのだと思います。
教えるつもりでいたのに、
実は自分のほうがたくさんのことを学び直している。
そんなふうに感じることが、僕にはよくあります。
子育てに、これが正解だという答えはきっとないんだろうな…と。
けれど、迷いながら、悩みながら、
ときには立ち止まりながらも、
一緒に育っていけたらいいなと、心から思うんです。
今日、あなたにもいろんな気持ちがあったかもしれません。
でもそのすべては、「誰かを大切に想っている証」なのだと思います。
今夜は、そんな自分の気持ちに、そっとやさしくしてあげてくださいね。
あとがき|心の声
今日は、心の中に“静かな焦り”のようなものが、じわじわ広がるような一日だったのかもしれません。
小学校4年生の娘が、友達の誕生日会からなかなか帰ってこない。
普段なら帰ってくる時間を過ぎても、連絡がなくて、ただ待つことしかできない。
そんなとき、心の中ではいろんな想像が巡ってしまいます。
「なにかあったのかな」「今、どこにいるんだろう」「どうして一言、連絡くれないの?」と。
でもその気持ちの奥には、怒りではなく、
「無事でいてほしい」
「ちゃんと帰ってきてほしい」
という、ただただ愛情のかたまりのような願いがあるんですよね。
帰ってきた娘に向かって、つい声を荒げてしまいそうになるのは、
“どれほどその子を大切に思っているか”の、裏返しなのだと思います。
「夕方には帰るもの」というルール。
それは“守らせるため”というより、
“その時間を境に心が安心したい”という、親としての切実な気持ち。
でも、子どもにとっては、楽しくて、夢中で、
「時間を忘れてしまっただけ」かもしれない。
そのズレに対して、どんな言葉をかけるのが最善なのか——
そう考えようとしているその姿勢こそが、すでに“関係をよくするための第一歩”なのだと思います。
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