1. 収納の「欠乏」が教えてくれたこと
家を建てる際、僕たちは寝室にはウォークインクローゼット、玄関にはシューズクローゼットを作りました。その時は、収納のことなんてそんなに気にしてなかった。
なぜなら、実家にはそれぞれの部屋に当たり前のように大きな収納があったから。だから、ぼくらはそれで満足してしまい、リビングや子供部屋にはほとんど収納を設けなかったのです。
結果、物が出しっぱなしになり、後付けの棚でしのぐ日々。見た目のバランスは決して良くありません。しかし、この「失敗」は、僕に意外な真実を教えてくれました。
2. 「いつか使う」は倒産のサイン
僕は仕事柄、多くの経営者の方とお会いしますが、業績が傾く会社には共通点があります。
それは「余計なもの」を溜め込んでいること。
彼らは必ずと言っていいほど、使わなくなった備品で溢れた倉庫を持ち、「いつか使うかもしれないから」と口にします。
実は、家でも同じことが言えます。収納が多いほど、人は「決断」を先送りし、不要なものに空間という資産を食い潰されていくのです。
3. 「今」を大切にするための、思い出のデジタル化
特に対処に困るのが、子供が持ち帰る工作や絵です。 我が家では、実物は「1ヶ月限定」でリビングに飾り、その間に写真に撮ってデジタルデータ化します。
- ポイント: フォトアルバムの形式でデジタル保管する。
- メリット: かさばる実物や散乱する写真データに悩まされず、見たい時にすぐ検索できる。
思い出は大切です。
でも、本当に大切なのは「今」を生きる家族の空間。アルバムは人生の節目に振り返るものであり、日常を圧迫するものであってはなりません。
4. 収納が少ないことの「シビアなメリット」
収納を削ったことで、我が家には「厳選されたもの」しか残らなくなりました。
- 思考の強制: しまう場所がないから、買う前に「本当に必要か?」を真剣に考える。
- 空間の風通し: 物が減れば、家だけでなく心の風通しも良くなる。
5. まとめ
「収納は多ければ多いほどいい」という神話を疑ってみてください。
僕の失敗から言えるのは、完璧な収納を作るよりも、「決断を先送りしない仕組み」を作ることの方が、家族の幸福に直結するということです。