
今日はとにかく、猛烈に暑い日でした。
洗足池駅から桜のプロムナードをのんびり歩くこと約2キロ。ジリジリと照りつける太陽を浴びながら歩いた先にある目的地は、ずっと気になっていた「麺屋つむぎ」。
到着すると案の定、店内は満席。
しかし回転が良く、運良く店内で待つことができたので、外の暑さを忘れて心地よく過ごせました。
券売機の「赤いボタン」が誘う至福の一杯
僕は普段、少し券売機が苦手なんだけど、今回は満席だったこともありじっくり券売機と向き合う時間がありました。
ふと見ると、担々麺のボタンだけが鮮やかな赤色。

もうね、「今日は担々麺を食べていってくれ!」と主張しているようなものです。迷わずポチッと押して食券を購入。
事前調査では900円と聞いていたんだけど、現在は1,050円。
だけどね〜。結論から言ってしまうと、このクオリティなら1,050円でも圧倒的なコスパの高さを感じちゃいます。
空間の居心地を決める「店主の声と気配り」
10分ほどで席が空き、着席してから10分ちょっとで着丼。この待ち時間も実に爽やか。こんな感覚飲食店では初めてかな?
特に忙しい人気店だと、どうしても店主さんの口調が荒々しくなったり、疲れ切った声になりがちです。
……なんて偉そうなことを言いつつ、僕自身が昔ステーキ屋をやっていた頃を思い出します。 ランチタイムは毎日満席で最低3回転。
24席の店で毎日ランチタイムだけで60枚以上のステーキを焼き続ける日々。「もう来ないで〜!」と心の中で叫びそうになる瞬間もありました(あの頃のお客様、本当にすみませんでした笑)。
だからこそ、混雑店の大変さは痛いほど分かります。 でも、「待つ時間も含めて料理の味」なんですよね。
「麺屋つむぎ」の店主さんは、声に張りがあって本当に清々しい! 声を聞いた瞬間に「あ、この人は絶対美味しいものを作るわ」って確信できる佇まいなんです。
さりげなく、それでいて行き届いた細やかな気配り。僕が今でもお店をやっていたら、毎週見習いに来たいレベルの接客でした。
視覚と味覚を揺さぶる「完璧なビジュアルとスープ」

そして目の前に運ばれてきた担々麺。
器と対面した瞬間、思わず心の中で「ありがとうございます」と感謝してしまうほどのビジュアルです。
- 豆乳とゴマのスープとラー油が織りなす美しい2トーンのスープ
- そこに映えるひき肉と青菜のコントラスト
まさに非の打ち所がない一杯。
まずはスープを一口。

……間違いない。
最初に柔らかく心地よい酸味がすっと舌に乗り、そのあとを追うように濃厚で上品なゴマの風味がじわ〜っと広がります。そして最後はサラーッと引き際よく消えていく。
麺をすすると、この絶妙な酸味とコクがしっかりと絡みついてくるんです。「柔らかさの奥にコクがあり、全くくどくない」。スープを飲んでも喉が乾かない、本物の美味しさを堪能できました。
隣の学生が頼んだ謎のメニュー「タンチ」とは?
満足感に浸りながら食べていると、隣に座っていた学生さんたちが麺を食べ終えた様子。
1人が「締めお願いします!」と言い、もう1人が「タンチお願いします!」と注文。
(……タンチ? なんだそれ?)
思わず観察していると、カウンター越しにスタッフさんが器にご飯を盛り、その上にチーズを乗せ、いきなりバーナーで炙り始めました。香ばしい香りが立ち込めます。
そして、その炙りチーズご飯を……担々麺の残ったスープの中にドボン!
僕はつい「おーーーーっ!」と心の中で叫んでしまいました。
濃厚な担々スープに、炙りチーズの香ばしさとご飯。美味しくないわけないよね?次回は絶対にあの「タンチ」までセットで完食しようと心に誓いました。
猛暑の中2キロ歩いた甲斐が、お釣りが来るレベル。 接客、空間、そして味。全てにおいて大満足のお店です。
今日も最高の一杯をご馳走様でした!