街の解剖図

【旗の台】沖縄キッチン kukuru°(ククル)|阿美パンの斜め向かい、ラフテーそばで沖縄の風を感じた日

旗の台3丁目の、なぜか落ち着く通り

旗の台3丁目のあの通りは、なんだか不思議な場所です。これという決定的な理由があるわけではないけれど、ぼくの中ではなぜかすーっと心が落ち着く空間。通りの空気そのものに、どこかあたたかい温度感が漂っているような、感覚的な居心地の良さがあるのです。

沖縄キッチン kukuru°の外観

ピンクと白のストライプのオーニングが目印。可愛らしく、温かみのある外観です。

この日は、以前伺った「阿美パン」のすぐ斜め向かいにある沖縄料理のお店、「沖縄キッチン kukuru°(ククル)」へ足を伸ばしてきました。

30分越しの「ドアオープン!」と、元気なお姉さん

お店に到着したときは、あいにく満席。他のお店にしようかとしばらく旗の台の街をぶらぶら散歩してみたものの、水曜日だからかお休みのお店も多め。

30分ほどして戻ってみると、ちょうど席が空きそうな気配!「よし、いざオープン!」とドアを勢いよく横に滑らせようとしたのですが……びくともしない。引き戸ではなく押し引きのドアだったことに気づき、苦笑いしながら改めて「ドアオープン」です。

こぢんまりとした可愛らしい店内に入ると、明るくハキハキとした声で、元気なお姉さんが迎えてくれました。「まずお席を確保してから、お会計をお願いします!」とのこと。

店頭に置かれた手書きの「ご利用方法」

店頭には、手書きの「ご利用方法」が出ています。イートインの流れは、

  1. 先に席を取ってから、レジへ(お弁当やおにぎりを買う人は、先に商品を取る)
  2. 券売機で注文とお会計をして、レシートを持って席へ(おそばはスタッフさんが席まで運んでくれます)

という順番。券売機はキャッシュレス専用で、現金で払うときはスタッフさんに声をかけるしくみです。

ぼくはこれをよく読まずに、うっかり現金を出してしまいました。ちょうどぴったり小銭があったこともあり、親切に対応していただけましたが、入り口の案内はしっかり見てから入らないといけませんね(笑)。初めて行く方は、ここだけ先にチェックしておくと安心です。

さんぴん茶と、卓上の沖縄調味料

店内の棚には沖縄系のお弁当やポークたまごおにぎりなどがずらりと並び、奥のキッチンカウンターにはおいしそうなメニューが並んでいます。

kukuru°の沖縄そばのメニュー看板

おそばは、ソーキそば、ラフテーそば、なんこつそばなどがそれぞれ1,100円。3種盛りは1,470円です。今回は、じっくり煮込まれた大きな角煮が魅力的な「ラフテーそば」を選びました。

お水とさんぴん茶がセルフサービスになっていたので、迷わずさんぴん茶をグラスに注ぎます。

セルフのさんぴん茶と、コーレーグースや一味などの卓上調味料

セルフのさんぴん茶と、コーレーグースや一味などの調味料。沖縄気分が高まります。

案内されたのは、入り口すぐ左手にある2人掛けのカウンター席。ちょっとこぢんまりとしたスペースだったので、「次は窓際のカウンター席に座れたらいいな」なんて思いつつ、お茶を飲みながら待つこと10分ほど。湯気の立つ一杯が運ばれてきました!

箸で持ち上がるずっしり肉と、スープのパンチ

トレーにのったラフテーそば。紅生姜は小皿で別添え

大きなラフテーがドカンと鎮座! 紅生姜が小皿で別添えなのも嬉しい気配りです。

大きなラフテーが3切れのったラフテーそば

普通盛りで頼んだ一杯は、今のぼくのお腹にはちょうどいい、上品なボリューム感(5年前のぼくなら、迷わず大盛り(+150円)にしていた量です笑)。

まずはお決まりのスープから。

レンゲですくった、澄んだ黄金色のスープ

ひと口含むと……うまいっ! 鰹節、昆布、生姜、豚のエキスが詰まったスープは、優しい味わいでありながら、豚と出汁の心地よいパンチが効いていて後を引きます。

そして、この分厚いラフテーを箸で持ち上げてみると……。

箸で持ち上げた分厚いラフテー

見てください、この圧倒的なお肉の厚みとツヤ!

ラフテーを持ち上げたところ。下には中太ちぢれ麺

口に運ぶと、甘辛い味がしっかりと染み込んでいて、肉質はホロホロです。

苦手だった沖縄そばの麺が、ラフテーで化けた

実はここだけの話、ぼくは沖縄にはよく行くものの、「沖縄そばの麺単体」で食べるのはちょっと得意ではないというか、途中で少し飽きてしまいがちで……(嫌いなわけではないのですが!)。

箸で持ち上げた中太ちぢれ麺

麺は、沖縄の照喜名製麺所から取り寄せているという、プリッとした中太ちぢれ麺。

ですが、この旨みが凝縮されたお肉をかじり、その濃厚な脂とタレが染み出たところで麺を一緒に口へ運ぶと、評価が一変します。お肉の旨みと食感が、沖縄そば特有のしっかりとした歯ごたえと見事に噛み合い、絶妙な味わいを生み出すのです。

ラフテーと一緒にすくい上げた麺

添えられている昆布も出汁が染みていておいしく、気がつけば最後まで夢中で食べ進め、スープもきれいに完飲していました。

食後は、セルフで返却口へ

最後に、お店を出る際の大切なポイントをひとつ。店内で食事をした後は、食器をセルフで下げるシステムになっています。

お店の奥のキッチンに向かって左側に返却用の棚があるので、そこへトレーごと戻して「ごちそうさまでした!」。ワンオペで頑張るお店の方へのちょっとした優しさとマナーで、お店の中全体が良い空気感で満たされている気がします。

街の温もりに包まれる、すてきな沖縄体験

最初は戸惑った入り口や会計のルールも、あたたかい接客と絶品のそばのおかげで、最後はすっかり心地よい思い出に。

店頭の看板によると、毎週水曜日は「ゆし豆腐そばの日」(1,100円)、毎月11日は「麺の日」で、おそばを頼むと自家製油みそのおにぎりがサービスになるそうです。次はこのどちらかの日を狙って、窓際のカウンター席に座れたらいいなと思っています。

旗の台3丁目の温かな空気感と、kukuru°さんの元気な笑顔。ちょっと沖縄の風を感じたくなったら、またあの路地を歩いて、ドアを(今度は押して)開けようと思います。今日もおいしい一杯を、ごちそうさまでした!

お店の情報

沖縄キッチン kukuru°の外観
項目内容
店名沖縄キッチン kukuru°(ククル)
ジャンル沖縄料理(沖縄そば・お弁当・おにぎり)
住所東京都品川区旗の台3-11-9 紀本ビル 1F
アクセス東急大井町線・池上線「旗の台駅」東口から徒歩1分(阿美パンの斜め向かい)
営業時間10:00〜15:00(ラストオーダー14:30)
定休日不定休(店頭に月ごとの営業日カレンダーあり)
今回食べたものラフテーそば 1,100円(麺大盛り +150円)
支払い券売機はキャッシュレス(カード・電子マネー・QRコード)。現金はスタッフに声をかける
席12席(カウンターとテーブル)
電話03-6824-5178
ひとことイートインは「席を取る→レジ」の順。食器は食べ終わったらキッチン左の棚へセルフ返却。駐輪場はなし

※ 値段・支払い・営業時間は2026年10月に店頭の看板・案内・営業日カレンダーで確認、住所と電話・席数は食べログで確認しました。営業日は月ごとに変わるので、行く前にお店のカレンダーやInstagramで確かめてください。

旗の台3丁目に住むなら

旗の台3丁目は、旗の台駅の東口を出てすぐの丁目です。阿美パンや kukuru° のように、小さくて個性のあるお店が駅前の通りに集まっていて、お昼ごはんやテイクアウトに困らない場所です。

旗の台に住むこと、部屋を探すこと、家を買う・売ることで気になることがあれば、ジカビーのLINEから気軽に聞いてください。

【LINEボタン】

写真で見る 沖縄キッチン kukuru°

-街の解剖図
-, , , , , ,